機器内回路/レベルシフト回路               



回路素子(以下、IC)の低電圧化が進み、且つ定格電圧が異なる部品が混在している
状況において、IC間のLogic Level Converter (レベルシフト回路) は避けられません。
ICの定格に基づき、適正に接続しないと安定した動作は期待できません。

以下に、基本的な条件と、+3.3Vと+5V間のレベルシフト回路例を示します。
回路例は、実験室にある部品を使用した簡易的なものであるので、製品化については、
専用ICを検討することなどが必要です。

基本的条件



出力側条件
入力側条件
 a. 出力時、VOUTが定格を超えない。
  (オープン・ドレイン出力の場合、出力OFF時)
 b.VOH、IOLが定格を超えない。
 a. 入力時、VIHが定格を満たす。
 b. 入力時、VILが定格を満たす。
 VOUT:出力電圧[動作範囲定格]
 IOHレベル出力電圧測定条件[電気的特性]
 IOLレベル出力電圧測定条件[電気的特性]
 VIHレベル入力電圧[電気的特性]
 VILレベル入力電圧[電気的特性]

出力側、入力側とも、トレランス機能の有無で定格が異なるので、データーシートをよく確認します。


+3.3V → +5V 変換例

<回路例 1>


[電圧レベル]


<回路例 2>


[電圧レベル]


+5V → +3.3V 変換例

<回路例 1>

HC4050の入力電圧MAXは、18Vであり、+5V回路から直接入力することは出来ますが、
テスト回路での入力電圧を確認するために、レベル変換を行っています。
[電圧レベル]


<回路例 2>


[電圧レベル]


<回路例 3>


[電圧レベル]