デジタル回路/シミュレーション/シフトレジスタ         


8ビットシフトレジスタの動作を電子回路シミュレータLTspiceを利用しシミュレーションします。

 1) Toolbarの回路図作成アイコンを使用し部品配置と結線を行います。

ICは、内の[Digital]から「dflop」を選択します。

 2) SimulateEdit Simulation Commandによりシミュレーションの設定を行います。


 3) 入力信号となる「DIN」の設定を行います。


 4) クロック信号CLK」の設定を行います。


 5) リセット信号CLR」の設定を行います。


 6) ICの動作電圧設定・遅延時間設定を行います。
全てのICの上で右クリックし、「SpiceLine」に下図の様に設定します。

Vhigh=5V Vlow=0V Td=10nS

 7)  をクリックしますとグラフエリアが追加され、シミュレーションを開始します。
グラフエリアマウスポイントを置くとコマンドラインにが表れますので、
Add Plot Pane」にて、グラフ表示データの数だけグラフエリアを準備します。



 8) グラフエリアをまず選択し、回路図上でプローブにてグラフ表示データを選択します。
選択したグラフエリアにデータが表示されます。



 9) シフトレジスタ動作が見やすい様にタイムチャートで示します。



 10) 動作説明

a. シフトレジスタを8個のD-Flip Flopで構成しています。
b. CLR初期リセット信号です。
c. このD-Flip FlopCLK立上り入力Dを読込み、Q/に記憶出力します。
d. 2段以降のD-FlipFlop入力Dは前段の出力Qに接続されているため、
      CLKの立上りで前段の状態がQに出力されます。
e. 入力信号DINがクロック信号CLK同期して順次次段にシフトされて行きます。