ﾃﾞｼﾞﾀﾙ回路／ｼﾐｭﾚｰｼｮﾝ／カウンター           

16進（バイナリー）カウンターの動作を電子回路シミュレータLTspiceを利用しシミュレーションします。
 1) Toolbarの回路図作成アイコンを使用し部品配置と結線を行います。

ICは、内の[Digital]から｢dflop｣を選択します。
 2) Simulate／Edit Simulation Commandによりシミュレーションの設定を行います。


 3) カウンタ入力信号｢CLK｣の設定を行います。

 4) カウンタリセット信号｢CLR｣の設定を行います。

 5) ICの動作電圧設定・遅延時間設定を行います。
全てのICの上で右クリックし、｢SpiceLine｣に下図の様に設定します。

｢ Vhigh=5V Vlow=0V Td=10nS£
 6)  をクリックしますとグラフエリアが追加され、シミュレーションを開始します。
グラフエリアにマウスポイントを置くとコマンドラインにが表れますので、
｢Add Plot Pane｣にて、グラフ表示データの数だけグラフエリアを準備します。


 7)  グラフエリアをまず選択し、回路図上でプローブにてグラフ表示データを選択します。
選択したグラフエリアにデータが表示されます。


 8) カウンタ動作が見やすい様にタイムチャートで示します。


 9) 動作説明

a. 16進カウンタｰを4個のD-Flip Flopで構成しています。
b. CLRは初期リセット信号です。
c. このD-Flip FlopはCLKの立上りで入力Dを読込み、Q／に記憶出力します。
d. 各段のD-FlipFlopのは、自段の入力Dに接続されているため、
      CLKの立上りで出力Q／が反転します。
e. 2段以降は、前段の立上り(Q立下り)で出力Q／が反転します。
f. フルカウント｢16進(HEX)：F｣で、カウント0に戻ります。