電気の基本回路/電源回路
回路を動作させるためには直流電源が必要です。よく使用される3端子レギュレータの動作を
シミュレーションします。
回路基本/DC電源回路も参考にして下さい。
1) Toolbarの回路図作成アイコンを使用し部品配置と結線を行います。
REG1は、
内の[
Power Products]/
LT1084-5を選択します。
2) ダイオードD1−D4を選択します。
RR2L4Sを選択します。(Rectifier:整流用)
回路図上に形式が表示されますが、右クリックし(not visible)を選択しますと消せます。
3) 交流電源「
V1」の設定を行います。
交流12[V] 60[Hz] 直列抵抗値=2[Ω]
4) Simulate/
Edit Simulation Commandにより
シミュレーションの設定を行います。
5) をクリックしますと
グラフエリアが追加され、
シミュレーションを開始します。
コンデンサC1電圧VC1と+5V電源電圧を出力します。
6) 動作説明
a. 回路は、
整流回路→平滑回路→安定化回路→(電源出力)で構成されています。
抵抗
RLは
模擬負荷で
負荷電流 0.5[A]を流します。
b. テストのため、交流電源V1の上をカットし波形を観測します。
振幅24V、周期16.6mSのAC60Hzが確認出来ます。
c. カットを再接続し、整流波形を観測するためコンデンサC1を1kΩ抵抗に差替えてみます。
d. 元の回路に戻し、コンデンサ
C1を
470uFにしてみます。
平滑回路の静電容量容量不足で安定した+5V電源となりません。
e. 最初の回路に戻し
VCと
+5Vの電圧差に注目します。
[VC−+5V]×負荷電流(0.5A)がレギュレータREG1の電力損失で熱となります。
この場合、約1Wの発熱があります。
使用するレギュレータICのデータシートを見てヒートシンクの必要性を判断します。