電気の基本回路／階段波回路               

コンデンサの充電特性とダイオードの整流特性を利用した昇圧回路の基本回路です。

 1) Toolbarの回路図作成ｱｲｺﾝを使用し部品配置と結線を行います。

 2) 入力信号｢VIN｣の設定を行います。

 3) Simulate／Edit Simulation Commandによりシミュレーションの設定を行います。

 4) ダイオードD1／D2を選択します。


1N4148を選択します。
 5)  をクリックしますとグラフエリアが追加され、シミュレーションを開始します。
グラフエリアにマウスポイントを置くとコマンドラインにが表れますので、
｢Add Plot Pane｣にて、グラフ表示データの数だけグラフエリアを準備します。


 6)  グラフエリアをまず選択し、回路図上でプローブにてグラフ表示データを選択します。
選択したグラフエリアにデータが表示されます。

 7) 動作説明


[ステップ]
1. VINによりC1･C2はチャージされます。
    C1･C2が直列接続ですので、V1＝VIN／2となります。
2. C2V＝V1よりチャージしますので、V2＝V1＋(VIN−V1)／2
3. C2V＝V2よりチャージしますので、V3＝V2＋(VIN−V2)／2
4. C2V＝V3よりチャージしますので、V4＝V3＋(VIN−V3)／2
5. C2V＝V4よりチャージしますので、V5＝V4＋(VIN−V4)／2
ch：VD1は、VIN＝0Vのため放電し0Vになります。
VOUTは、ダイオードD2によりチャージが保持されます。