トランジスタ回路/FET_Nch
FET_Nチャネルのスイッチング 動作を電子回路シミュレータLTspiceを利用し
シミュレーションします。
1) Toolbarの回路図作成アイコンを使用し部品配置と結線を行います。
NPN トランジスタのファイルを利用すると早いです。
2) FET Q1の選択をします。
Q1を右クリック/[
Pick New Transistor]
クリック
RohmのRSR025N03を選択します。
3) 回路電源の「
POW」の設定を行います。
4) 入力信号となる「
SIG」の設定を行います。
5) Simulate/
Edit Simulation Commandにより
シミュレーションの設定を行います。
6) をクリックしますと
グラフエリアが追加され、
シミュレーションを開始します。
グラフエリアに
マウスポイントを置くとコマンドラインに
が表れますので、
「Add Plot Pane」にて、グラフ表示データの数だけグラフエリアを準備します。
グラフエリアをまず選択し、回路図上でプローブにてグラフ表示データを選択します。
選択したグラフエリアにデータが表示されます。
I(R1)は回路図上で左→右に流れます。
電流プローブ方向が逆の場合は抵抗R1の左右を逆接続し直します。
7) FET-
ON時の
V(SIG)電圧をカーソルを利用し読みます。
8) FET-
OFF時の
V(SIG)電圧をカーソルを利用し読みます。
9) 動作説明
a. R1:ゲート抵抗 R2:ゲートクランプ抵抗 R3:ドレイン電流ID制限抵抗
b. ゲート電圧Vgは、入力信号SIGの抵抗R1とR2の分圧で決まります。
c. 下図はNPNトランジスタ(右)との動作比較です。 |
ゲート電圧
Vgが入力信号
SIGとほぼ等しく、I(R1)が
NPNトランジスタと比較して
約1/5と少ないのが対象的です。
d. 出力V(OUT)がON時のI(R1) I(R2)の関係をグラフ化してみます。
ゲート電流
IG =
I(R1)−I(R2)から、
FETが
OFF→
ONになっても
IGの変化は少なく、
また微小で電圧動作型であることを示しています。